科学的ダイエット法

From:Dr.kappa
日曜日、午後10時56分
大学、オフィスより

ダイエット法としては

・食事制限
・毎日20分以上の有酸素運動

などが勧められます。

これらが本当に科学的に有効だと思いますか?

私自身の身体を使って実験した結果、またモニターの方々に試していただいた結果、個人的にこれらは間違った方法だ、という結論に達しました。

理由は2つあります。

まず、習慣を変える必要があること。

人間は習慣を変えることは避けようとします。

(もし生物学や脳科学をご存じでしたら、ホメオスタシスを使って説明できるでしょう。)

つまり、

・普段は糖質をたっぷり食べているのにそれを止める
・普段はジョギングなんてしていないのにそれを始める

というような習慣の変化は脳や身体が拒否しようとします。

世の中では続かない原因として「やる気が無い」で済まされてしまいますが、実はもっと根本的な原因があったのです。

2つ目の理由として、食事制限も有酸素運動も「対処療法」でしかないことが問題です。

つまり、体脂肪の原因となる糖質を筆頭に炭水化物を避ける、あるいは付いてしまった体脂肪を燃やすために運動をする、という考え方。

これでは気合で「やる気」を持続させて目標体重に到達しても、習慣を元に戻せば体重も元通りになるのは明らかです。

元の習慣が元の体重を引き起こしていたのですから。

これら2つの理由から、従来の「やる気」型ダイエットは効率的な方法ではないと私は考えています。

一方で、ダイエットしたい方々からは羨ましい話でしょうが、一部の者たちは「もっと食べろ、食後にデザートなんかをガンガン食べろ」と言われます。

それは誰か?

筋肉を付けたい者たちです。

特に、ハードゲイナーと呼ばれ、なかなか筋肉が増えない者に対して、上のような指導をするトレーナーが存在します。

・痩せたくても痩せられない者
・筋肉を付けたくても体重が増えない者

何が違うのでしょうか?

違いは筋肉量にあります。

筋肉は多くのエネルギーを消費します。

したがって、筋肉量がある人たちは食べても食べても湯水のようにエネルギーを消費してしまい、新たな筋肉を付ける分が残らないのです。

言ってみれば、非常に燃費の悪い昔のガソリン車のよう。

一方で、すぐに太ってしまう方というのは、言ってみれば非常に燃費の良い最新の電気自動車のよう。

この比較から、ダイエットしたいなら、「燃費を悪くすれば良い」という結論が見えてきます。

対処療法ではなく、そもそもの体質を変えてしまえば良い、という方向が見えて来るのです。

そうすれば、

・糖質をバクバク食べても気を抜くと体重が減ってしまう
・1日20分のジョギングなんてしない

という、痩せたい方には夢のような、食事も運動も我慢することない生活を送れます。

以上のような考察を経ると、考えるべき問題は次のようになります:

「出来るだけ習慣を変えないように筋肉量を増やすにはどうするか?」

このようなことが実現できれば、燃費を悪くし、自然と体重が減る身体を手にすることが出来ます。

私なりの結論は次の通り。

2,3時間ごとに限界までスクワットをし、出来るだけたんぱく質が多い食事にする。

タンパク質を増やすことが難しければ、スクワット後にプロテインを摂るのが手軽です。

なぜ、スクワットなのか?

理由は人間の筋肉の70%は下半身に付いているからです。

腿の筋肉は人間の体内で最大の筋肉です。

また、腿を鍛えることで年を取っても自力で歩き続けやすくなります。

そして、筋肉を増やすには2,3時間ごとに負荷を掛け、20g以上のたんぱく質を摂るのが最も効率的、と研究で明らかになっています。

更に、筋トレをすると、その後24時間ほどは基礎代謝が高い状態が続くことも明らかになっています。

つまり、筋肉量を増やして基礎代謝を底上げするだけでなく、筋トレ効果による一時的な基礎代謝アップも利用するということ。

毎日スクワットをすれば、常に基礎代謝が高い状態になります。

しかも、限界までのスクワットは2分もあれば十分です。

習慣をほとんど変える必要が無いということ。

以上のような研究結果・考察から、最も手軽に、そしてリバウンドもしにくい科学的なダイエット法は上のような方法だという結論に到達しました。

もし、食事制限も有酸素運動もしたくないけどダイエットは成功させたい場合は試してみると、変化に驚くかもしれません。

理想の身体を手に入れる参考になりましたら嬉しく思います。


最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

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