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From:Dr.kappa
火曜日、午後4時54分
大学、図書館より

明けましておめでとうございます。

今年が始まって、そろそろ1ヶ月が終わろうとしています。

新年には気持ちを新たに、目標を立てる方々も少なくありません。

私も友人たちがSNSで目標を宣言している様子を何回も目にしました。

目標を立てないとどこに向かって進めばよいのかわからないため、これ自体は悪くないことだと私は考えています。

ですが、目標を達成しようとする時、目標を達成しようとする傾向があります。

例えば、副業で稼ぐことを目標としたら、人は副業で稼ごうとします。

痩せることを目標としたら、痩せようとします。

健康になることを目標にしたら、健康になろうとします。

当たり前だと思いますか?

ですが、これは非常に効率が悪い。

なぜか?

健康になることを例に見てみましょう。

世の中の多くの人たちは、健康になろうとすると、健康になろうとします。

巷には毎年のように新しい「健康法」が出てきます。

したがって、彼ら彼女らはそれらを試していくでしょう。

少し調べてみると、2026年のトレンドとして

・栄養素グミ
・ウェルネス旅行
・ラジオ体操のような全身運動

が流行しているそうです。

友人たちから「健康オタク」と言われる私の目から見ると、どれも形を変えただけで前に流行ったことの焼き直しにしか見えません。

しかも、それで健康になれれば良いですが、その背景には健康以外のマーケティング的な狙いが垣間見えます。

「健康」を売る者の視点に立つと、前に売れたものを見せ方を変えて再販売すれば簡単に売れるからです。

ウェルネスやマインドフルネスなどは近年はやっています。

それを旅行に取り入れて「単なる旅行ではない」と感じてもらえばお金を出してもらいやすくなります。

(本当は温泉に行くだけだけど)「これは健康になるためだから」という言い訳を自分自身でしてくれるから。

言い換えると、昔からある方法を名前を変えて少し変えただけ。

流行りの健康法は無限に作ることができてしまいます。

したがって、流行りを追いかける、健康になろうとする者たちの行動は自分の軸を見失いがちです。

世の中のトレンドという流れに流されているだけなので。

健康になろうという目標を立てても、世の中の流れに流されていては目標を立てた意味がありません。

「あの場所へ行こう」と地図にピンを立てても、実際は世の中に流されて現在地の周りをランダムウォークをしているだけだからです。

ランダムウォークでは元の地点の近くに留まる傾向が強くなります。

(例えば1次元のランダムウォークというのは、右へ行くか左へ行くか、確率50%づつで決めていくことです。

これは偏りのないコインを投げて表と裏、どちらの方が多く出るか?という問題と数学的に同じです。

コインは何回も投げていると表も裏も同じ回数に収束していきますから、結局右にも左にも進むことができません。)

私には「目標に向かおうとして実際にはトレンドに流されている」ことが多くの方々が目標を達成できない原因に思えて仕方ありません。

より正確に書くと、目標を達成しようとして、プラス方向に進もうとすること、が原因に見えます。

これはダイエットでも副業でも同じ。

ところで、最近、アレックス・ホルモジという人物を知りました。

彼は30代で純資産1500億円を築いたと聞きました。

そんな彼の考え方は上で触れた大多数とは真逆でした。

彼はビジネスで稼ごうとした時、稼ごうとしたか?

否。

「どうしたら稼げないか?」を考えたと言います。

そして、それらを潰していったとのこと。

結果は既に書いた通りです。

一見、やっていることはそれほど変わりません。

プラスに進むか、それともマイナスに進まないようにするか。

ですが、彼が取ったような考え方には構造的な利点があります。

「それは目標達成を妨げる原因は有限個しかない」こと。

実際、彼は28の要因を避けることでビジネスで成功したそうです。

有限個のミスを避ける、というのは有限のリソース(脳や時間など)しか持たない人間でも確実に実行することができます。

(トレンドを追いかける方法と比べてみてください。

トレンドは毎年のように出てきます。

それらを追いかけていたら、脳のメモリや時間がいくらあっても足りません。)

また、世の中のマーケティングに「汚されにくい」という特徴も持っています。

なぜなら「〇〇を避けよ」と言っても自社の商品は買ってもらいにくいから。

したがって、マーケティングのメッセージは通常「〇〇が良い」と言って〇〇を入れた自社商品を売ろうとします。

(ご家庭にテレビがありましたらCMをいくつか見てみてください。)

それ故、トレンドに乱されにくく、それらの原因を避けることに集中しやすくなります。

年始に立てた目標を今年こそ達成したのでしたら、プラス方向へ進もうとするのではなく、マイナスへ進む原因を避けてみてはいかがでしょうか。

P.S. 経営者の友人は、新年の目標は1月3日までに達成しないと達成できない、と言っています。

ここまで偉そうに書いてきた私はどうなのか。

流石に3日で1つの研究を完成させるのは難しいので、少し余裕をください。

すると、年始に思い付いた研究のアイデアの計算がほとんど終わりました。

この調子だと今月末くらいには論文を投稿できるかもしれません。

もっとも、「論文を1本だけ書くこと」が私の今年の目標ではありませんが。

P.P.S. 良いお年を。

最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

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