From:Dr.kappa
火曜日、午後7時15分
大学、オフィスより
先日、私はあることをしようとキッチンへ行きました。
ただ、そこで文字通り立ち止まって3秒ほど考えました。
そして、あることをやめました。
今回のメールでは、私がこの瞬間に考えたことについて書きたいと思います。
*
まずは前提の話から。
私は健康のため、そして水泳をしているので、より速く泳ぎたいと考えて筋トレをしています。
筋肉を付けるには、1日に体重掛ける1~2gほどのタンパク質を摂りましょうと勧められます。
60kgの人だったら1日にタンパク質は60gから120gくらい摂ることが推奨されています。
(タンパク質量はもっと増やした方が良い、という意見もありました。)
数ヶ月前まではこの方法で順調に体重が増えていました。
ですが、ある時から増加が止まってしまいました。
身体の見た目もほとんど変化しなくなりました。
(ただし、筋力はわずかに伸びています。)
筋トレしても筋肉が増えないと楽しくありません笑
「どうしたらもっと筋肉を増やせるか?」と考えて試行錯誤していました。
色々と調べ、そして自分には当てはまらない可能性を排除していくと、ほとんど1つだけしか選択しは残りませんでした。
もっと米を食べること。
そこで、このメルマガを書いている23日のちょうど1週間前、16日から米の量を増やしました。
結果、既に1kgくらい増えました。
*
再び体重が増え始めたのは良いことです。
ですが、私は米を増やした直後に別のことも考えていました。
「もしかしたらタンパク質量が足りないのかもしれない」
こんなことを考えていた時にはまだ体重は増えていませんでした。
つまり、
・米を増やす
・タンパク質を増やす
をほぼ同時に行おうとしていたのです。
冒頭で書いた時には、プロテインを飲みに行こうとしていました。
ですが、そこでふと科学者に戻りました。
「米もタンパク質も増やしたら、仮に体重が増えた場合にどちらの影響なのかわからなくなる」
「結果に影響を与えたパラメータがわからなければ実験の意味がほとんど失われてしまう」
「実験期間の時間も無駄になる」
3秒ほどでこれらのことを考え、追加のプロテインを飲むのをやめました。
そうして1週間、米の量だけ増やして過ごしたところ、無事に体重が増えることを確認できました。
この実験から、「米を増やすことで体重を増やせること」が確認できました。
*
今回の私の実験は、筋トレだけに関する教訓ではありません。
広告などのマーケティングにも直ちに使える思考法です。
私が知る限り、思ったほど売れないと、一気に色々と変えすぎてしまう方が少なくありません。
・ヘッドコピーを変える
・メインメッセージを変える
・媒体を変える
ビジネスでは結果を出すことが求められます。
したがって、急いで変えたくなる気持ちもわかります。
ですが、晴れて売れたとしても、どの要素が効いたのか?がわからなければ、その「データ」から学べることはほとんどなくなってしまいます。
・実験期間
・広告費
・労力
などが無駄になってしまいます。
いち科学者としては、「原因がわからなければデタラメと同じでは?」と感じてしまいます。
次に改善を行う時には、科学者になった気持ちでパラメータを一気に変えることを止めてみてはどうでしょうか。
・ヘッドコピーを変えても結果が変わらなければ売れなかった原因はヘッドではない
・メインメッセージを変えても変わらなければメッセージにも原因はない
・媒体を変えても売れなければ媒体も原因ではない
1つづつパラメータを変えていけば、着実にデータを蓄積していくことも不可能ではありません。
効かない要素を蓄積していければ、次の実験で結果を出せる確率が上がっていきます。
科学的思考法で着実に結果に近づいて行きましょう。
最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。
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