負けない思考法

From:Dr.kappa
月曜日、午後7時33分
大学、オフィスより

私たち人間はまいにち色々なことを考えています。

ここで1つ質問をさせてください:

「あなたの思考は正しいですか?」

もし、「誤った思考」をしてしまうと、望まない結果を招き兼ねません。

極端な例ではお金を失うことに繋がります。

私は最近、思考の「質」について実感した瞬間がありました。

今回のメールではこの経験について書かせてください。

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この気付きを得たのはポーカーにおいてです。

ポーカーはトランプを使ったゲーム。

(テキサスホールデムというルールだと)自分にしか見えない2枚のカードと場に開かれる5枚のカードで役の強さを競います。

なので、勝ち方としては強い役を作って勝つ方法があります。

(この勝ち方はバリューと呼ばれます。)

実はもう1つ、ブラフという勝ち方もあります。

この方法ではチップを賭けて(ベットと呼ばれます)、「強い手を持ってそうだ」と相手に思わせることで降りてもらって勝ちます。

したがって、相手がベットしてきた時、数週間前までの私のようなプレイヤーは次のような「思考」をしていました:

「これはバリューか?ブラフか?」

もし、あなたもポーカーをしたことがあったら、私と同じ経験、同じ「思考」をしたことがあるかもしれません。

ですが断言します。

これは思考ではありません。

なぜか?

理由は答えが無いから。

答えを知る為には、損失を覚悟で相手と同じだけのチップを出し(コールと呼ばれます)て、相手のカードを見るしかありません。

(また厳密に言うと、相手がバリューのつもりでも実際はブラフになっていたり、ブラフのつもりでバリューになっていることもあるからです。)

答えのない「思考」は当てずっぽう、あるいは推測と呼ばれます。

したがって、「バリューか?ブラフか?」と「考え」ていた過去の私は推測をしばしば外し、大きな損失を出していました。

(念のため書いておきますが、実際のお金は賭けていません。)

では、ポーカーにおいて正しい思考とは何でしょうか?

それは「自分のハンドは上位何%か?」です。

この問いには答えが存在します。

もちろん、自分が持ち得る全てのハンドを瞬間的に想起できること、そして場に開いたカードと比較してそれらを即座に順序付けられるだけの訓練が必要です。

ですが、訓練を積めば、この問いには明確に答えることが出来ます。

「このハンドは上位X%だ」と判断できたら、Xと相手のベット額を比較することで、自分のアクションを明確に判断できます。

実際、私はこの思考法を始めてからほとんど負けなくなりました。

そして勝ち額が大きくなりました。

推測頼りでコールをして損失を出すことが減ったからです。

**

以上はポーカーにおける経験です。

ただ、思い出してみると、私は本業でも同じ道を通ってきました。

私が学生の頃は「AとBは似ている」というようなことを「考え」ていました。

ですが、「似ている」に明確な指標を与えられることは稀です。

つまり、この線で「思考」を進めても推測の域を出ません。

このことに気付いてから、私は明確な答えが存在する問いを立てるようになりました。

その結果、研究でも結果が出るようになりました。

思考の質を上げるには、答えが明確に存在し、着実にその答えに向かって進める正しい思考をすること。

最後に、答えが存在する問いを立てて終わりたいと思います。

「あなたの思考は正しいですか?」


最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

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