これをせよ さもなくば時間持ちにはなれない

From:Dr.kappa
木曜日、午後6時30分
日本、本州

(これは、2020年11月20日に送信した私のメルマガを一部編集したものです。)

現代人は恵まれています。

技術が発達したからです。

例えば情報。

太古の昔には、知りたいことは人に聞くくらいしか方法がありませんでした。

(私が直接体験したわけではありませんが。)

時が経ち、書物が著されるようになると、多くの情報は図書館で手に入るようになりました。

更に時代が進み、現代。

知りたい情報に知りたい瞬間にアクセスすることができます。

インターネットが使えるようになったからです。

パソコンやスマホを使うことで、図書館に行かなくとも

・その場で
・その時に

欲しい情報を手に入れることができます。

情報だけではありません。

移動もそうです。

昔は徒歩しか手段がありませんでした。

後に馬車が発明され、更に車、飛行機も使えるようになって、今では地球の裏側まででも26時間ほどで行けるようになりました。

徒歩では想像さえできないほどの短時間です。

身近な家事にしてもそう。

昔は全て手作業でした。

・洗濯
・掃除
・食器洗い

今ではこれらは機械に任せることも可能です。

すると、素朴には膨大な時間ができる筈です。

これらの技術が削減してくれる時間を考慮すると、少なくとも3時間、多いと6時間くらいは自由な時間が生まれたと考えられます。

それにも関わらず、1日に数時間も自由に使える者が多くありません。

技術の発達にも関わらず、なぜ現代人は忙しいのでしょう?

どこに時間が消えてしまっているのでしょうか?

今回のメールでは、時間を作る方法というテーマでお話ししたいと思います。

「時間を作る方法」と聞くと、様々な時間管理術を思い出すかもしれません。

有名なものとしては、スティーブン・コヴィーが提唱した2次元時間管理マトリックスが挙げられます。

彼の考えは、名前の通り、2つの軸を導入するというもの。

それらの軸とは

・重要度
・緊急性

の2つです。

そして、この2つの軸を使って全てのタスクを4つの領域に分けます。

・重要度が高く、緊急性も高い
・重要度が高く、緊急性は低い
・重要度が低く、緊急性は高い
・重要度が低く、緊急性も低い

の4つ。

それぞれの領域の具体例を挙げておきますと、上から順に

・発熱した子供を病院に連れて行く
・スキルアップのための勉強
・上司の愚痴を聞くだけの飲み会
・好きな漫画を読む

など。

確かにこの考え方は有益です。

自分が行なっているタスクがどこに分類されるのかを意識することによって、より価値の高い時間の使い方ができるから。

(例えば、重要度も緊急性も低い4つ目の領域に分類されるタスクを減らし、重要度が高く、緊急性は低いタスクの時間を増やすなど。)

ただ、これはあくまで既に持っている時間の割り振り方を変えているに過ぎません。

言い換えると、この方法では時間を増やすことはできません。

スティーブン・コヴィーの時間「管理」術は有名なので、取り入れている方も少なくないと思います。

それにも関わらず、時間が生まれていないとしたら、もしかしたら彼の方法では不十分だからかもしれません。

(時間管理という名前を少し考察してみるとわかりますが、あくまで持っている時間をどう使うか、という視点がベースになっているので無理ありません。

つまり、彼の2次元時間管理マトリックスには、どうやって時間を作るか?という視点が欠けてしまっています。)

この点を指摘した方がいます。

彼の名前はロリー・ヴェイデン。

彼はスティーブン・コヴィーの2つの軸に、更にもう1つの軸を加えました。

significanceと彼は呼びます。

(あいにく、日本語訳しようとすると、これも重要度となってしまいます。

この単語の英語のニュアンスとしては、どれだけのインパクトがあるか?というような意味になります。)

もう少し噛み砕くと、将来にわたってどれだけの影響力を持つか?というニュアンスです。

ここが重要。

この軸によって「未来の時間」という視点が入ります。

significanceの高い項目としては例えば次のようなものが考えられるでしょう。

・スマホで頻繁に打つ住所などをユーザ辞書に登録する
・仕事で使う書類をデジタル化する
・研究で何度も使う計算はプログラムを書いてしまう

これらの作業は確かにその瞬間には時間を消費します。

ですが、一旦やってしまえば、未来の時間を作ることができます。

今ちょっと我慢して未来を楽にするか?それとも今の快楽を選んでずっと作業に忙殺され続けるのか?

知ってか知らずか、多くの方は後者の選択肢を選んでいます。

(偉そうに言っていますが、私もプログラミングは専門ではないので、研究で大変な計算があっても手で計算してしまうことが多いです。)

ですが、時間持ちになりたければ前者の選択肢を選んでいかなければなりません。

ロリー・ヴェイデンの言葉を使うなら、significanceのあるタスクを取り入れて行かない限り、どんなに技術が進歩しようと、目の前のタスクに忙殺され続けてしまいます。

これって何かに似てませんか?

そう、お金と全く同じです。

お金の場合も、いま少し我慢して投資に回せるお金を作り、投資を行うことで、将来的にお金に働かせる資産家を目指せます。

あるいは、もう少し短期的なことで言えば、いま少し頑張って固定費の見直しを行ってしまえば、来月からでも毎月手元に残るお金を数千円から数万円ほど増やせる方が少なくありません。

具体的には、

・格安SIMへの乗り換え
・保険の見直し
・楽天経済圏の利用

などを行えば、毎月手元に残るお金を簡単に増やせます。

これらも最初は少し手間が掛かりますが、一旦やってしまえば来月からでもずっと効果が続きます。

つまり、significanceが高いということ。

ところが、このちょっとした手間を面倒臭がって、毎月高い保険料を支払ったり、高い携帯キャリアを使い続けている方が少なくありません。

その結果、これらの出費を賄うために残業している方もいらっしゃると聞きます。

非常に勿体無いと思います。

逆に、このちょっとした面倒を乗り越えられれば、その他大勢から抜け出すことが可能。

そして、significanceの高いことが重要となる場面は、未来の時間を作ること、手元に残るお金を増やすことだけに留まりません。

稼ぐビジネスモデルを構築する上でもこの考えは使えると私は考えています。

ただ、この点は少し話が変わるので、このテーマはまた次回に回したいと思います。

P.S. ロリー・ヴェイデン自身の言葉は次のTEDトークで聞くことができます。

日本語版も探してみましたが、見つかりませんでした。

英語が苦手な場合は、自動翻訳の字幕を使えば大意は取れると思います。

P.P.S. 今回なぜこのような話をしたのかと言いますと、現在、別のメルマガスタンドに引っ越す準備をしているからです。

私はこういった作業が好きでないのですが、significanceが高いタスクなので少し頑張って行なっています。

新しいメルマガスタンド(海外のもの)を使えば無料レポートを配布することも可能となります。

そこで、登録して頂いたら(今の所)2本の無料レポートをプレゼントさせて頂こうと考えています。

・1本は過去に成約率15.4%を出したメルマガ記事(非売品)
・もう1本は高額商品を短期間で売り切ったレターの分析レポート(2000円相当)

準備ができたらお知らせします。



最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

ご質問やご意見を歓迎します。

このメールは良かったですか?

他にどんなことを知りたいですか?

私のemailまでご連絡下さい。

また、お友達やご家族へのこのメールの転送は
お気軽にどうぞ。

私が提供しているサービス一覧は
次のページをご覧下さい:
https://ownstyle.info/archives/97

—————————————————-
博士(理学) Dr.kappa
email:drkappa100@gmail.com
—————————————————-
※本メールに掲載された記事・情報を
許可なく転載(転送を除く)することを禁じます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました