メディアが効果を実証した形式

From:Dr.kappa
月曜日、午後5時38分
夕方、ガラスのテーブルより

「以前設置してましたがコストが高く解約してました。」

これはM社長の言葉です。

彼の会社のホームページの添削依頼を頂いた際、私なりのコメントをした後、ヒートマップを設置しているかを聞きました。

その時に頂いた回答が冒頭の言葉。

彼には添削だけでなく、コピーの書き方や事業企画に関してアドバイスしています。

ホームページの添削もその中で依頼を頂きました。

彼には、前回このメルマガでもお話しした、読む抵抗を使った方法だけでなく、他にも色々とお伝えしています。

聞かれれば私なりに気付いたことはお伝えしていますが、変化の激しい現代、それでは限界が来てしまうでしょう。

(思考力に関する本が巷で増えている背景はこのような所にあるのかもしれません。)

そこで、私に聞かなくとも彼が自力で磨いて行けるように、ヒートマップを設置して結果を統計的に分析することをお勧めしました。

M社長はヒートマップにコストを掛けたく無いということだったので、私が使ったことのある無料のヒートマップをご紹介しました。

そこで、今回は彼に紹介したものを含む、オススメのヒートマップをランキング形式でご紹介しようかと思ったのですが、それは次回の補足メールに回すことにします。

そして、今回はこんなテーマで書いてみたいと思います:

なぜランキングは興味を引くのか?

テレビや雑誌ではランキングは定番ですね。

・長者番付
・映画の興行収入ランキング
・音楽のダウンロード数ランキング

例を挙げればキリがありません。

これらのビジネス目的のメディアでランキングが多用されるのには理由があります。

それは人気があるから(その結果、人が集まるから)。

もう少し正確に書けば、興味を引けるからです。

例えば、こんな経験をお持ちではありませんか?

見るつもりが無かったのに、テレビのチャンネルを回していたら音楽のランキングがやっていた。

そして、ちょうど2位を発表していたので、1位が気になり、2位の後の予想通りの長いCMにイライラしながらも耐え、1位まで見てしまったこと。

私は何度か経験があります。

なぜ私たちは1位が気になってしまうのでしょうか?

理由は(私なりの)興味の定義から説明できます。

というのも、ランキングというのは正に「空間の存在を知っているが中身を知らない状態」を作るから。

ランキングが10位から始まれば、私たちは瞬間的に10位、9位、…、1位までが存在することを認識します。

しかも、何が何位に入るかは知らずに。

これは興味を引かれる状況に他なりません。

それ故、人間が持つ隙間を埋めようとする傾向より、それら空白の中身を知りたいと感じてしまいます。

(この傾向は、私の理論の公理の1つでしたね。)

メディア側も膨大な経験から、ランキングは人を集める力を持つことを知っているのでしょう。

稼げることに味を占めたメディアが、ランキングを使ったコンテンツを量産しているのだと考えられます。

少しだけ私の本業っぽさを披露させて頂くと、この主張は数学(や論理学)を使って「証明」することも可能です。

どうやって示すのか?

次の主張は正しいと考えられます。

「Aで稼げないならAはしない」

彼らはあくまでビジネスとして番組や記事を作成しているので、それらが利益を生まないのであれば行わない、少なくとも続けないと考えられます。

そこで、この主張の対偶を取ってみましょう。

すると、次のようになります:

「AをするならAは稼げる」

さて、この主張のAに「ランキング」と入れるとどうなるでしょうか?

「ランキングを使い続けているということは、ランキングは稼げる」という主張になります。

最初の主張を認める(正しい)なら、この主張も正しいということが結論できます。

したがって、メディアがランキングを使い続けているということは、ランキング形式が稼げるという証拠に他なりません。

言い換えると、ランキングは人を集める力を持つことがわかります。

そして、人を集める力の根源は、ランキングが「中身のわからない空間」を自動的に作り出すからでした。

・人を集めたい
・興味を引きたい
・最後まで読ませたい

という時にはランキング形式を使ってみるのも一手です。


P.S. 今回お話しした、ランキングが興味を引く理由。

その構造は物語が興味を引く理由と同じです。

物語の場合も、鎖の輪のように、私たちは話の続きを察知してしまい、「空間の存在を知っているが中身を知らない状態」が生まれるのでした。

最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

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なぜ億を売るコピーライターでも1.15%の成約率に終始する中、私は【CVR 15.4%】を出せたのか?

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この理論は心理学や脳科学などの「流行り」の学問ではなく、それらの土台となっている知の源流の上に組み立てています。

それ故、

* 「興味」を引かれるとはどういう状態か?
* 「理解」とは何か?
* 「価値」はどのように決まるのか?

というレベルから考えて言葉を紡いでいます。

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