1分でROASを上げる方法

From:Dr.kappa
月曜日、午後6時48分
薄暮の中、テニスコートの近くより

お金を稼ぐことは難しいと思いますか?

天才コピーライターGary Halbert(ゲイリー・ハルバート)はシンプルだと言っています。

私も彼に賛成です。

というのも、利益を生む広告を作れば良いだけだから。

つまり、ROASが100%以上の広告です。

ROASは、掛けた広告費で売上を割った値。

(例えば1万円の広告費で2万円の売り上げが上がれば、ROASは2万円/1万円×100=200%です。)

したがって、この割合が100%を超えていれば、掛けた広告費以上の売り上げが発生するということを意味します。

そのような広告が一旦完成してしまえば、あとは広告費を増やすだけでどんどんと売り上げは膨らんでいきます。

まるで雪だるまのように。

実際、ゲイリー・ハルバートはこの方法で稼いでいた第一人者です。

たった1つの広告から彼は1800億円(ざっくりとした計算)を稼ぎ出していました。

ただ1つのヒットする広告を磨き込み、あとは広告費をつぎ込むという方法で。

たった1つの広告を書けば良いだけなのですから、シンプルですよね。

少なくとも難しくはないと思います。

しかも、現代では技術の発達のおかげで、彼が行ったことを

・より短期間で
・より高精度で

行うことも可能。

彼は、上で触れたレターを書くのに18ヶ月掛けたと言います。

というのも、当時はまだインターネットが無い時代なので、広告と言うと郵便や新聞広告になるから。

その為、手に入るデータは、購入してもらったか否かしかありません。

・どこが
・どれだけ読まれ、
・どこで離脱されたか

などの詳細なデータは当時は入手不可能でした。

ただ、現代ではヒートマップなどを使うことで、これらの細かなデータが手に入ります。

したがって、(正しく分析できれば)より短期間で、より効果的な広告を作成することも決して不可能ではありません。

実際、先週のメインメールで触れた、GDNを使った広告。

前回の時点でのROASは2245.12%でした。

その後、少し成績が落ちましたが、それでも現時点で1682.32%あります。

1万円の広告費を掛けると、16万8232円の売り上げが上がるという計算です。

10万円を掛ければ168万2320円に、100万円を掛ければ計算上は1682万3200円になります。

したがって、この案件はもはや日予算を上げるだけ。

私の時間はほとんど掛からずに、莫大な利益をもたらしてくれる案件になっています。

「それはDr.kappaだからできたんだよ」と思われるかもしれませんが、私はそうは思いません。

以前も書きましたが、私は統計に基づいたライティングを行なっています。

しかも、サンプル数まで考慮した、信頼度の高い統計に。

それ故、他の方が行なっても同じような結果が期待されます。

そこで、今回はすぐに取り入れられる、簡単な結果を1つだけご紹介しましょう。

使うのは3月18日のメルマガで書いた読む抵抗という概念。

言い換えると、読みやすさのこと。

これはFKスコアやリーダビリティ値を使うことで、ある程度は数値化できるのでした。

さて、リスティング広告やGDNのようなディスプレイ広告の場合、コピーは2種類あります。

広告文のコピーと、広告のクリック先のサイトのコピーの2つです。

一般的には読む抵抗を小さくした方が良い文章なのでした。

では、広告文と記事のコピー、どちらも読みやすくした方が良いのでしょうか?

私はこのような問いを立て、信頼度まで考慮してデータを集めました。

すると、こんな結果が得られたのです:

・広告文は読みにくく
・記事は読みやすく

するとROASが上がる傾向がある。

記事を読みやすくすると成績が上がるのは理解しやすいでしょう。

読みやすい記事だと離脱を防げる為、最後まで読んでくれやすくなるからです。

では、なぜ広告文は読みにくくした方が良いのでしょうか?

これは私の考察ですが、読みにくい広告文をクリックする方は痛みが強いからだと考えています。

というのも、読みにくい広告文を頑張って理解するというハードルを越えてまでアクセスしてくる方々だからです。

一方で、読みやすい広告文だと、さらっと意味が取れてしまいます。

その為、そこまで痛みが強くない方々、単にネットサーフィンをしているような軽い気持ちで広告を目にした方々までアクセスするのでしょう。

そういった方々は成約する確率が低いので、彼らのアクセスは排除できた方が無駄な広告費を削減でき、結果としてROASを上げることができるのだと私は考えています。

リスティング広告では、広告を出稿するキーワードはよく考えている方も少なくありません。

また、興味本位のユーザーがアクセスしないように広告文を慎重に書いている方々もいらっしゃいます。

ですが、私が知る限り、広告文の読みやすさを意図的に下げている方は聞いたことがありません。

したがって、この点を取り入れられるだけで、広告の成果が一気に跳ねるかもしれません。

あなたのビジネスのROASを上げるヒントになりましたら幸いです。


P.S. 今回ご紹介した要素、広告文と記事の読む抵抗は、私がテストしてきた指標の2つに過ぎません。

私はスプレッドシートにこのような要素を何10個も用意し、それらがROASだけでなく、他の指標(熟読度など)に与える影響を統計的に分析してきました。

ゲイリー・ハルバートが18ヶ月掛けたことを、私は3ヶ月ほどで行えたのは、決して私が優れていたからではありません。

私が広告に本気で取り組み始めたのはつい最近なので、経験では彼らには到底及びません。

ですが、様々な研究から、専門家の予想はランダムより少し良いくらい、チンパンジーの選択と大差ないという結果が出ています。

一方で、統計に基づいた予想は優位に成績が良いということもわかっています。

私がゲイリー・ハルバートの1/6程の期間でヒットするクリエイティブを磨き上げられたのは、統計の力の賜物です。

最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。
ご質問やご意見を歓迎します。 このメールは良かったですか?

他にどんなことを知りたいですか?

私のemailまでご連絡下さい。

また、お友達やご家族へのこのメールの転送は
お気軽にどうぞ。

私が提供しているサービス一覧は次のページをご覧下さい:
https://ownstyle.info/archives/97

—————————————————-
博士(理学) Dr.kappa
email:drkappa100@gmail.com
—————————————————-
※本メールに掲載された記事・情報を
許可なく転載(転送を除く)することを禁じます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました