2タイプの研究者の違いとは?

From:Dr.kappa
月曜日、午後7時28分
大学、オフィスより

研究者には主に2通りのタイプが居ます。

1つのタイプは出来そうな研究ネタなら何でもやるタイプ。

もう1つのタイプは深い問題だけを時間を掛けて解くタイプ。

残念ながら、研究者というのは書いた論文の本数や引用数で評価される面があります。

したがって、特にここ数年はポスト(教授職)を獲得する為に論文を量産しようという傾向が強まっているように感じます。

ただ、これって長い目で見て「意味」があるのでしょうか?

人類の知に貢献するのでしょうか?

後から何度も読み直すような噛みごたえのある論文になるのでしょうか?

確かに、出来そうな練習問題を解いて、論文としてまとめるまで実行し切る能力は評価すべきです。

ですが、既に知られている理論をちょっと変えて調べたような研究が10年後に残るのでしょうか?

私はそうは思いません。

(もちろん、未来に残る仕事だけが有意味だと言っている訳ではありません。

そのような研究が他者にひらめきの種を与え、ブレイクスルーに繋がることもあるので。)

自らの時間(つまり命そのもの)を掛けるからには、良い仕事をしたい。

私はこう考えています。

ここで思い出される1人の理論物理学者がいます。

彼の名前はスティーブン・ワインバーグ。

1979年にノーベル物理学賞を受賞しており、しかも今年惜しまれつつ亡くなったので、ご存知かもしれません。

理論物理学を学ぶ学生は彼にお世話になる者が少なくありません。

というのも、彼は多くの教科書を書いているから。

例を挙げれば私の分野では必須の量子力学だけでなく、相対性理論、この2つの理論を融合させた場の量子論、あるいは宇宙論に至るまで、多くの素晴らしい教科書を書いています。

私も学生だった頃は彼の教科書で勉強しました。

そして、将来は「彼のような教科書に残る仕事がしたい」と思ったこともあります。

実際、彼は重要な基礎的な研究を数多く行なっている為、他人の書いた教科書にも頻繁に名前が登場します。

(今調べてみたら、彼は今年「基礎物理学ブレイクスルー賞」という賞まで受賞していたようです。)

したがって、彼は私が学生の頃の目標のような研究者でした。

良い仕事に集中する。

この考えは、副業でも変わりません。

1つ実例を挙げると、私はセールスレター等のコピーを書く時は、少なく2,3週間はリサーチを行います。

それでも足りない時は、書籍を読んだり、インタビューを追加したりして、更にリサーチを深めます。

この準備をした上で初めて私は最初の1文字目を書くということです。

大袈裟に感じますか?

私は個人的にはまだまだリサーチが足りないと常に感じています。

というのも、Eugene SchwartzやDavid Ogilvyらがどれほどのリサーチを行っていたか、彼らの書籍から垣間見ているからです。

そして、この観点から自分自身の最近のメルマガの内容を見直してみたのです。

すると、「質が低い」と思わざるを得ませんでした。

なぜ、こうなってしまったか。

確かに、本業ではいくつもの研究を同時進行しており、更に副業では何本ものセールスレターを並行して執筆していて忙しいから、というのが1つの理由かもしれません。

ただ、大きな理由は単に毎週メルマガを書くことが形骸化してしまっているのではないか?と気付きました。

特に問題なのはビックアイデアが含まれていないこと。

毎回、記事を読む前後で考えが変わるようなアイデアを1つ含めようと意識していますが、それが実行出来ているかと問われると疑問が残ります。

そこで、簡単な解決策を実行することにしました。

定期的な配信を(少なくとも暫くは)辞めたいと思います。

そして、書きたいこと(ビッグアイデア)が出て来た時だけ書くことにしようと考えました。

私自身、いくつかのメルマガ(英語と日本語)を取っていますが、定期的な配信のものは途中から読まなくなりますからね。

ということで、次回はいつになるか分かりませんが、これからは少なくとも毎回ビッグアイデアが含まれているメールを書こうと思います。

またお会いしましょう。



最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

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