ついつい犯しがちなミス

From:Dr.kappa
火曜日、午後11時57分
自宅、流れる車を眺めながら

ここ数日。

ツールの整理をしています。

Notionを使い始めたから。

これは全てを1箇所に集めようという理念のもと開発されているツールらしいです(まだ詳しくありません)。
https://www.notion.so

このツールの存在は少し前から知っていました。

ただ、普段使っているEvernoteに特に不満は無かったので、今まで使っていませんでした。

(Evernoteにはスワイプファイルだけでなく、執筆するコピーの設計図、PPCアフィリで行なったメンテナンスなども記録しています。

もちろん、研究関連の情報も。)

ところが、ABテストの分析に使っているGoogle Sheetsの役も任せられるかもしれないことを知りました。

表や関数を使えるからです。

もし分析にも使えるのなら便利かも、と思ったのが私がNotionを使い始めたきっかけ。

そこで、実際に使ってみたところ…

1番使いたい関数が見つかりませんでした。

相関係数を計算する関数(Google SheetsではCorrel)です。

きちんと探したら存在するのかもしれません。

(あるいは自分で関数を書くことも可能。)

ですが、面倒なのでGoogle Sheetsの代役にはならないかな、というのが個人的な感想です。

ツールを使うのは手間を省く為であって、手間を掛けてツールを使うのは本末転倒だと私は考えます。

言い換えると、「ABテストの分析を効率化する」という目的があり、その手段としてNotionが使えるか?だけに私は興味がありました。

これは些細なことかもしれません。

ですが、目的と手段はついつい混同しがちなので、定期的に見直してみると良いですよ。

私もNotionの用途を考えているところです。

分析には不向きでも、他の用途では使えそうなので。


P.S. 目的と手段の混同は根深い問題です。

私も陥らないように注意していますが、気付くとこのミスを犯していることもあります。

私だけでなく、巷にもいらっしゃいます。

多く見掛けるのは、読んだ本の冊数を打ち出している方々。

本を読むのは素晴らしいことです。

本来は著者が掛けた数年、数10年という時間を掛けなければ学べなかったかもしれないことが、わずか数時間で学べるからです。

ですが、冊数を増やす為の読書になった瞬間、目的がすり替わっています。

あるいはビジネス。

生活の糧の為に行う以上、お金も求めなければならないのは確かです。

ですが、元々は価値を提供した対価としてお金を頂くのがビジネスの本来だと私は考えます。

まずは目的を明確にすること(ビジネスの場合どんな価値を提供するのか)で結果的に求めていた地点に効率的に到達できるかもしれません。

最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。
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