From:Dr.kappa
金曜日、午後6時31分
大学、ホールより
前回の話の続き。
言葉とIQの関係をお話ししようと思いました。
ですが、それは次回に回して、久しぶりに生産性に関する話をさせてください。
というのも、この1週間ほどは非常に忙しかったので。
忙しかった理由の1つは前回のメールの最後で触れたように、セールスレターを書いていること。
(これはもうすぐ書き終わります。)
もう1つの理由はいくつもの会議。
(今も今日の昼過ぎに秘書さんから通知が来た会議に参加しているところです。
内職をしていることは内緒。)
その会議の1つでは発表もしました。
私が最近行っている(理論物理学の)研究についてです。
その発表はやはり数日前に秘書さんから通知が来ました。
なので、連絡を受けてから大急ぎでスライドを作り、発表の練習(英語なので)をし、会議に参加していたということです。
もし、このような状況に直面したら、どうされますか?
過去に本業や副業、プライベートで用事が集中した時、どれも疎かにせず、着実にプロジェクトを進めることができましたか?
(なぜか、用事は忙しい時に限って入りがちなものです。)
私は以前はどうしても1つはなおざりになっていました。
ただ、コピーライティングを学んで、人間の傾向を知ってからは重要なことは比較的コンスタントにこなせるようになったのです。
どうやったか?
コピーと同じ考えを応用しました。
つまり、こういうことです:
コピーで最も重要なのは冒頭、First View(FV)。
ここで「自分に関係する」と感じてもらうことができなければ、そのユーザーは離脱してしまいます。
離脱されては商品を購入してもらうことなど不可能。
したがって、兎に角FVを通過してもらわないことには始まりません。
また、FVを通過してくれても、その全てのユーザーが続きを読むわけではありません。
本文の1行目を見て離脱するユーザーもいます。
つまり、コピーは下へ行くに従ってユーザーが減っていくということです。
では、コピーはどう書けば良いか?
最も読者に刺さることをFVに、次に刺さることをその下に、次に刺さることを更にその下に…と、重要度の高いものから順に書いていくべきだとわかります。
もし、その1文を読めば100%購入してくれるという文章があったとしても、それを誰も読まない末尾に配置しては意味が無いからです。
以上より、コピーは重要度の高いことから順に書かなければならないという教訓が得られます。
この考えを時間の使い方に応用したのです。
具体的には、最も創造性のいる作業(頭を使う作業)を起きてすぐに、そして本を読むだけなど、疲れていてもできることは寝る前などに持って来たのです。
すると、段々と頭を使わなくてもこなせる作業だけになっていくので、精神衛生上も好ましい状況になります。
研究でもビジネスでも、結果を生むのはアウトプットしたものだけです。
それ故、結果に繋がる作業を先に終わらせてしまうことで、全くプロジェクトが進まないという事態も避けやすくなります。
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もしかしたら、巷で言われる「重要なことは午前中に終わらせよう」という考えとほとんど同じだと思われるでしょう。
この指摘はその通りです。
私の工夫を挙げるとすれば、FVとの類推から、その「重要なこと」の中にも順序を付けたことでしょうか。
(これくらい、既に誰かが言っているとは推測しますが。)
ただ、この順番まで意識して作業するようになってからは、忙しくてもプロジェクトが膠着
して進まないということはほとんど無くなりました。
会社員の方々から、副業で稼ぎたいけど仕事で帰ってからは疲れて全く作業できないという声を聞いたことがあります。
このような悩みをお持ちでしたら、仕事よりも重要度の高いことは会社に行く前に終わらせてしまうと良いかもしれません。
最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。
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